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MOTHER 出店

日本で、アウトドアのパーティは何年前だかの富士Rockに行って以来。
なんでほぼ今回が初と言ってもいいくらいなんだけど、
行ってきます、Mother 。長野県栂池。

http://www.mother.bz/

インド・ネパールが長いと、
さも常に自然と共存してるかのように
思われることがあるけど、
旅慣れているということと
屋根がなくても平気、というのはちょっと違う。

緑が恋しい、と言っておきながら
アウトドアが苦手、という矛盾。
だっていつもは、アウトドアが得意な人が必ず
まわりにいて、私があたふたしている間に、
火をおこしたり、寝場所を確保したり、なんとかなっている。

でも今回はひとり参加。

テントで2泊以上もしたことないどころか
ひとりで組み立てたこともない、超インドア派の私。
出店させてもらえることになったので
テーブルとかかばんとかいろいろ借りまくったはいいものの、
いや、果たして持って行けるのかしら。
ペーパードライバー歴が長くなるばかりの私、
ええ公共の乗り物で行きますとも。

ひょんなことから、
石のワークショップなどやることになった。
私がするなどおこがましいんだけど
日本市場には出回らない面白い原石はいっぱいあるので
なんとかなるのではないかと。
気づいたら、原石って重いことに気づいた。

どこに家出するんだか、ってくらいの荷物になるなあ、
と一瞬気が遠くなる。

でもさ、楽しまなきゃね、と我に返る。
初めて、ってわくわくしてこそ初めてよね。
焚き火するわけじゃないしさ、
だいじょうぶだいじょうぶ。

部屋の床は、半分以上が私の荷物で埋まっている。
今日どうやって寝よう。。。。

だいじょうぶだいじょうぶ、
焚き火するわけじゃないしさ。

逆おのぼりさん気分。

満月と月食もある。

私が寝ているあいだに
別の自分がパッキングを終わらせておいてくれないだろうか、
と、旅の出発前日は常に思う。

だいじょうぶだいじょうぶ。

木曜出発。月曜に帰ってきまーす。
# by shantiriot | 2008-08-13 13:17

2008 初葉山

2008 初葉山_d0132132_211852.jpg


インド・ネパールから帰国して三週間、
東京から出ていなかったんだけど、やっと脱出。

打ち合わせで葉山へ。

逆カルチャーショックって慣れるものなんだなあ。

いつもは、インドと日本の中間点のタイで
ちょっと日本へ帰るこころの準備をするんだけど、
今回は、初めてインドからいきなり日本に帰ってきた。

日本に帰ってきて
「ああ、長くはいられないなあ」と実感はするものの、
「もう、一刻も早くここを出たーい!」という焦燥感はない。

日本の、全てが至れりつくせりのサービスに改めて感動。
いいとか悪いとかじゃなくて、何事も細やかに、丁寧に。丁寧すぎるくらいだ。

もちろん、東京のいいところも改めて見直す。

だけど、

やっぱり、緑が恋しい。海が恋しい。

というわけで、

葉山に来たとたん、もうその気持ちよさに一気にテンションがあがる。

やっぱりご用邸建てちゃうくらいだもん、そりゃー全ての角度から風水も
チェックするわけで、気が悪いわけがない。

打ち合わせも気持ちよくすすみ、
気持ちよすぎてすっかり長居をしてしまう。

打ち合わせ後、ちょうど夕日が傾くころに
葉山のビーチハウス、オアシスで友人家族と落ち合う。
友人の子どもたち、
3歳の娘、女の子をとおりこして女になっている。
1歳の息子、すっかり赤ちゃんから子どもになっている。

そうよね、9ヶ月あわない、ってそういうことよね。

食べたくなるような夕日、写真の一万倍気持ちいい風景。

気持ちよい打ち合わせの結果は、九月にネットショップwww.asianmix.jpで!
# by shantiriot | 2008-07-27 02:21

ほおずき市出店

ブログを放っておくにもほどがあるほどほったらかしにしてしまいました。
10月末にタイに出発、それからインド、ネパールを行ったり来たりで
先週8ヶ月ぶりに日本に帰ってきました。

新作たくさん、千駄木のほおずき市で出店します。

光源寺というお寺の境内でやる、
とっても地元色あふれるいい感じの市です。
ホーミーとか韓国太鼓とか琵琶の弾き語りとか、
だしものも多彩。

ちなみにこの日にお参りすると、一回で
4万6千日分のご利益があるんだそうです。
お得!立派な観音様がいらっしゃいます。

9時くらいまでやってます。よかったらのぞいてくださいね。

7月9日(水曜日) 10日(木曜日) 両日とも午後4時から

会場:浄土宗光源寺 

地下鉄南北線 本駒込駅 徒歩5分 ...
(白山上方面出口から千駄木方面へ)

地下鉄千代田線「千駄木」駅 徒歩7分.
地下鉄三田線「白山」駅 徒歩7分.
池袋駅東口「草63 浅草雷門」行きバス
「駒込千駄木町」下車、徒歩1分.
 (団子坂上 大観音通り 駒込学園隣)
東京都文京区向丘2丁目38番22号
# by shantiriot | 2008-07-08 16:48
ジュエリー個展のお知らせ 10/1〜10/11_d0132132_15472453.jpg
ジュエリー個展のお知らせ 10/1〜10/11_d0132132_15465320.jpg

インドとネパールで作ってきた力作のジュエリーたちを
飯田橋のバー、由菜島(ゆなじま)でミニミニ展示販売します。
小さな穴蔵みたいな、くつろげる空間です。
和の創作料理を中心としたお食事もおすすめです。

10/1(月)-10/11(木) 18:00〜24:00
(10/7(日)と10/8(月)はお店がクローズです。
URL: http://yunajima.com/index.html

原石(研磨していない石)を中心にいろいろ作りました。
同じピースがふたつとない原石を
ああだこうだいじくりまわすのは、ほんとに楽しいひとときでした。
愛情こめてつくりました。ぜひお友達ご家族
お誘い合わせのうえ、遊びに来てください。

そして、10月半ばすぎに、再び日本を出発、
タイ経由でまたインドへ。
来年の夏前には戻ると思います。
出発前にお会いできたらうれしいです。
# by shantiriot | 2007-09-30 15:46
タイ ピーピー島(2003)_d0132132_23151258.jpg

さよならインドをした直後に、
ダイレクトに東京に戻らなくてよかったとつくづく思う。

私より三日先にバンコク入りしていた、
インドで会った友人とバンコクで合流する。
彼女はあまりのインドとタイのカルチャーギャップに、
ほとんど部屋を出られないでいた。

ごちゃごちゃカオスのはずだったバンコクは、
インドで半年を過ごした後に見ると
とても整備が行き届いているように見えた。

牛の落とし物がどこにでもあったインドで、
すっかり下を見ながら歩く癖がついてしまっている。
「そんなもんここには落ちてないよ」
同じことをさっきまでしていた友人に指摘される。

そうだ、だって牛がいないんだもん。
インドのむちゃくちゃカオスを思い出し、切なくなる。
映画を見にショッピングモールに行く。
久しぶりのエスカレーターに緊張する。

「お茶していこうか」
「そうだね、そうしよう」
「……」
「…ほんとに、お茶したい?」
「…帰りたい」

ツルツルぴかぴかキラキラのショッピングモールは
どうも居心地が悪くて、そそくさ帰ってきてしまう。
2日後には、南の島に向かうバスに乗っていた。

インドから日本にダイレクトで帰ったら、
適応するのに苦労するのは目に見えていた。
タイで過ごした1ヶ月は、
インドから日本にシフトする間のワンクッションになってくれた。

東京生まれ、東京育ちなのに、
日本に帰って戸惑うものがたくさんあった。

トイレットペーパー、こぎれいな街の人々、
ぴかぴかネオンと満員電車。

戸惑うたびに、インドで見た、安っぽいポスターを思い出す。
インドには、いまいち主旨がわからないメッセージがはいった、
大判のハデハデポスターがレストランやゲストハウスの中によく貼ってある。

例えば、おむつをした赤ちゃん(白人)が
つぶらな目をしてバラを握っている。
もちろんソフトフォーカスである。
そしてそこには "God is love" の文字。

どこかちぐはぐなものばかりで、
しかも同じポスターをあちこちで見かける。

その時見たポスターも、その一枚だった。
何回も同じポスターを見ていたはずだった。
草原の中の庭付き洋風一軒家。それだけ。
横に書いてある言葉は、
"Home is where your heart is."
(ハートのあるところが故郷)

そうだよなあ。ほんとにそうだよなあ。
何回もみていたそのポスターに、ある時いきなりハッとした。
くさい台詞って、だてに長いこと生きてない。
生きていくことなんて、突き詰めればくさいことばっかりだ。

「私のハートはインドにある」
なんて知ったようなことはいえない。
日本だって大好きだもの。
でも、ハートがあるところってひとつじゃなくてもいいなあ、とも思う。

※五年後の註:これは津波の前に書いたもの。
あれからピーピー島にはもどっていません。
美しい島と美しい人々を思い出すと胸が痛いです。
本来の意味の復興にはとてつもない時間と労力がかかると思いますが、
島の人々の笑顔がもどることを心より願っています。

# by shantiriot | 2007-09-27 21:24 | 初インド旅エッセイ

RIO :天然石とシルバーの一点もの中心のジュエリーブランドShanti Riotのデザイナー。インドネパールを中心に旅しつつ制作しつつ、まったりとエキサイティングな日々を送っています。Home is where your heart is.


by shantiriot
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