2014年 07月 03日
生き証人ボーダーライン
昨日、父の古い友人である、おじさん(76歳)と呑んだ。
戦争の話になった。
おじさんは、終戦時7歳。
10人兄弟の一番下(!)。
うち、9人男子(!)
うち、5人が兵隊にとられる(!)
うち、3人が帰ってこなかった(!)
遺骨はないので、
石ころが入った木箱(!もうあまりに!だけなので以下省略)
だけが帰ってきた家に、弔問客が訪れる。
お母さんは黙って、いろりを火掻き(ひかき)でかきまわしている。
誰かが
「でも、あんたんところはたくさん子どもがいるから」と言う。
すると、それまで黙っていろりをかきまわしていたお母さんが、
頭をあげて、きっと目を見開いて、
ザクっと火掻きをいろりに突き立てて、きっぱり言った。
「いらん子を産んだ覚えはないっ!」
おじさん
「僕ねえ、あん時のおふくろの顔が忘れられないんだよー」
お孫さんにぜひ今のお話をしてくださいと言ったら
そうだね!そうするよ!と言っていた。
戦争の生き証人のボーダー世代。
もっと、子どもたちに生の声を聞かせてあげたい、と思う。
戦争は無意味で絶対的な悪だと思って育つことは
とても意味があると思う。

ゴアの夕焼け。
戦争の話になった。
おじさんは、終戦時7歳。
10人兄弟の一番下(!)。
うち、9人男子(!)
うち、5人が兵隊にとられる(!)
うち、3人が帰ってこなかった(!)
遺骨はないので、
石ころが入った木箱(!もうあまりに!だけなので以下省略)
だけが帰ってきた家に、弔問客が訪れる。
お母さんは黙って、いろりを火掻き(ひかき)でかきまわしている。
誰かが
「でも、あんたんところはたくさん子どもがいるから」と言う。
すると、それまで黙っていろりをかきまわしていたお母さんが、
頭をあげて、きっと目を見開いて、
ザクっと火掻きをいろりに突き立てて、きっぱり言った。
「いらん子を産んだ覚えはないっ!」
おじさん
「僕ねえ、あん時のおふくろの顔が忘れられないんだよー」
お孫さんにぜひ今のお話をしてくださいと言ったら
そうだね!そうするよ!と言っていた。
戦争の生き証人のボーダー世代。
もっと、子どもたちに生の声を聞かせてあげたい、と思う。
戦争は無意味で絶対的な悪だと思って育つことは
とても意味があると思う。

ゴアの夕焼け。
by shantiriot
| 2014-07-03 11:41
| 日々のつぶやきもろもろ