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ウブド日記 バリ仕事

あっと言う間にバリ生活も残すところ後10日。
初バリは、ほぼ、ずっと仕事モード。
今回のメインの仕事は、カービング。
こっちに持ってきたいろいろなジュエリーの素材を彫ってもらうのだけど、
これはなかなか、ジュエリーデザインとは別の頭が必要。
今までは、原石でジュエリーを作るときは、
ちょっと削ったり、磨いたりしても、原形からかけ離れることはなかったけど、
カービングは、なるべく無駄を出さないように、
素材のかたちを生かしつつ、それでもって全く違うものを作りだすのは、
また違う想像力と創造力が必要。
何かの形に見えるはずなんだけどそれが何だかわかるまでにはずいぶん時間がかかる。
「うーん、君はいったい何になりたいんだ」
ぶつぶつと、同じピースに話しかけたりして。
あ、これはデザインするときは、私はいつもそうかしら。
珊瑚のカービングのデザインを考えていた時は、
どの木を見ても、それが珊瑚の枝に見えてきたりとかね。

木といえば、バリ島のジャングル、ウブドは、
もう拝みたくなる木がたくさんある。

拝みたくなるような大木は、たいていお寺が下につくられている。
菩提樹に、いろんな植物がからまって、
大木そのものがもう森と化しているのだ。
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バリ島中部、私の住んでいるウブドのもっと北のヒンズー寺院。

空間恐怖症かというくらい(ごめんなさい)
細部にわたるまで彫刻がほどこされている。
ディテールを丁寧に見ようとすると時間はあっという間にすぎる。

そして時間はあっという間にすぎてもう一ヶ月半!

今回は、バリの職人技のひとつである、銀細工にトライする時間はなさそう。
残念。でも、ジュエリーの加工は、また全く違うカテゴリーなのだ。
私のジュエリー制作の一部であるワックスカービング、
こっちの職人技を見ると、もう自分のやる気が失せてしまったりしたけど、
最近、逆に、これは学ばなきゃと思うようになった。
だいたい、こっちの職人は、代々それしかやってないのだ。
キャリアのスケールが、何年、じゃなくて何世代、なんだもの。
彼らの仕事ぶりを謙虚にリスペクトして、なおかつ自分の手を動かすことをやめてはいけない。

よし、あともう一押しだ!
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by shantiriot | 2011-10-17 23:41 | 日々のつぶやきもろもろ

バリ ウブド 家日記。

バリ中部の街、Ubud ( ウブド)で一ヶ月と一週間が過ぎた。
ウブドの中心からちょっと小道に入った、
家族の敷地内の小さな家を借りた。こっちは、じじばば、その息子夫婦とその子どもたち、
がいっしょに住むのが一般的。敷地内に母屋、独立したキッチン、お手洗い、その他
住んでる人数と経済的事情によって、息子夫婦たちの独立した家(部屋)がいくつかあったり。

仕事を頼んでいるところで、息子が4人、というファミリーがあって、
全員結婚して子どもがいて、全員いっしょに住んでいる。
敷地内には中庭があってそこも仕事場になっていて、犬やら猫やらも、うようよいる。
何人住んでるの?と聞いたら、しばらく数えて「17人?」ひえー。

小さい子どもの母親は、インドもそうだけど、
こっちも、子どもたちの面倒を見る大人がまわりにたくさんいるぶん
母親へのプレッシャーが少ないように見える。
特に、面倒を見てもらってすみません、という遠慮がないぶん、
大らかにかまえてられる気がする。

今住んでいる家のファミリーは、祖父母(超元気)と息子夫婦一組と子ども3人。

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家の前の庭。奥にファミリーが住んでいる。
この家に決める前に、ほんとにたくさんの家(部屋)を見たけど、
どこも、小さくても庭スペースに気を使っている。

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庭のパームツリー。
夜、バルコニーにいたら、パン!と音がした。
気づくと、木の左側の、芽吹いていた部分が落ちて、
緑のフサフサがはじけ出ていた。
芽が弾ける音だったのね、びっくり!
時間はちょうど夜12時。自然ってすごい。

ここ、超格安物件だったので、見に行ったときはほとんど期待していなかった。
ここに来るまでの家探し、どこも全てをいいとこどりは出来ず、
ほとほと探すのに疲れきっていた。バリは、食費など他の物価に比べると、
宿泊料金は、インドに比べるとかなり割高。
結局、どこもベストじゃないんだったら安いところにしよう、ということになり、
ここに来た訳だけど、部屋ひとつにマットレスに蚊帳、という超シンプルなところでも
もうよしとしちゃおう、と思ってたけど、
部屋ふたつ、キッチン付、バルコニーも大きくて、即決断。

この家は、
ウブド在住で今回知り合ったオーストラリア人の友人に紹介してもらった。
彼はアメリカ人の妻とここに二ヶ月半住んだのだけど、彼女は
「あそこを紹介するの?あんなうるさいところに!!!
あそこは鶏がすごいうるさいからほんとに覚悟して!!」
と、耳栓までくれた。

最初の夜、どこまでうるさいのかと覚悟していた。
雄鶏のボスに、ドニーという名前までつけた。
ドニーというのは、ゴアの友人のニックネーム。
ロンドン下町ッ子の彼は、ほんとにいいやつで、
私は大好きなのだが、けっこう困ったちゃんでもある。
いるでしょ、どこの国にも。
困ったちゃんだけど憎めない。憎めないけど困ったちゃん。
このドニー、そして声がでかいのだ。

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雄鶏がうるさかったら、「ドニー、静かにして!」と言うことにしようと決めて。

次の朝、普通のコケコッコー合唱で、拍子抜けした。
合唱というのは、コケッコッコーが一旦始まると
どこの家の鶏も、それに呼応してコケッコッコーが始まる。
まるで輪唱。インドのジャイプールの朝、孔雀の合唱、イスラム教のお祈りの歌、
ネパールのカトマンズの朝、車と人の雑踏、野菜売りの声、
朝の営みは、どこでもある。
テレビの音に比べたら、雄鶏の合唱はたいして気にならない。

これが、一旦、嫌!と思っちゃうとほんとに嫌になっちゃうんだろうけど。
おかげで、耳栓は使わずにすんでいる。

そろそろ、ウブドに雨が降り出した。
雨期到来と思ってレインコート買ったほうがいいよ、
とバリ在住の友人にアドバイスされる。
でも、まだ、一日中降り続けるまでにはいたらず、
蚊も少なくて、暑くもなく、寒くもなくて、ありがたい気候なのだ。
バリ後半戦。諸々の仕事、どこまでできるかな。
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by shantiriot | 2011-10-06 16:56 | 日々のつぶやきもろもろ



RIO :天然石とシルバーの一点もの中心のジュエリーブランドShanti Riotのデザイナー。インドネパールを中心に旅しつつ制作しつつ、まったりとエキサイティングな日々を送っています。Home is where your heart is.
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